ケアマネジャーって
どんな仕事?
ケアマネージャーの
主なお仕事
  • ● 要介護認定に関する業務
    1. ・「要介護認定」申請の代行
    2. ・認定調査 (自治体からの委託を受けて、申請者の訪問調査を実施)
  • ● 介護支援サービスに関する業務
    1. ・課題分析(アセスメント)
    2. ・ケアプラン(介護サービス計画)作成
    3. ・サービスの仲介や実施管理
    4. ・サービス提供状況の継続的な把握および評価
  • ● 給付管理に関する業務
    1. ・支給限度額の確認と利用者負担額の計算
    2. ・サービス利用票、サービス提供票の作成
    3. ・給付管理票の作成と提出
介護保険に関する
スペシャリスト
 正式名称は「介護支援専門員」と言い、一般的に「ケアマネジャー」と呼ばれていますが、介護支援専門員は、 2000年に導入された介護保険制度とともに設けられた資格で、保険・福祉・医療の分野で5年以上の実務経験があり、 介護支援専門員実務研修受講試験に合格し、都道府県から介護支援専門員証の交付を受けた、介護支援のスペシャリストです。
 ケアマネジャーの主な仕事は、要介護認定を受けた人が介護保険の介護サービスを利用する際に、利用者の要望や心身の状態などを考慮して、 在宅や施設で適切なサービスが受けられるようケアプラン(介護サービス計画)を作成したり、関係機関と連絡調整を図ったりすることです。 職場は、居宅介護支援事業所や特別養護老人ホームほか高齢者施設、特定入居者介護の指定を受けている有料老人ホーム、地域包括支援センター、 社会福祉協議会などが中心です。
適切な介護サービスを
受けれるよう支援
 ケアマネジャーの役割は、介護や支援を必要としている方に、適切な介護サービスを受けられるようにすることです。そのため、幅広い知識や経験、 ネットワークが必要になります。
 利用者に合った介護サービスが受けられているのか、ケアプランを定期的に見直しすることも重要です。 利用者も介護に関する要望や悩みをきちんと伝えて、より良いプランを作成してもらいましょう。
医療ソーシャルワーカー
ってどんな仕事?
医療ソーシャルワーカーの
主なお仕事
  • ● 療養中の心理的・社会的問題の解決、調整援助
  • ● 退院援助
  • ● 社会復帰援助
  • ● 受診・受療援助
  • ● 経済的問題の解決、調整援助
  • ● 地域活動
医療や介護に関する
相談窓口として活躍
 医療ソーシャルワーカーとは社会福祉の立場から、病気やけが、介護などによるさまざまな悩みに相談に乗ってくれたり、支援してくれたりする職種を指します。
 病気やけがそのものについては医師に相談できますが、それ以外の精神的な悩みをはじめ、 長期治療によって予想される経済的心配、家族関係、職場復帰、退院後の療養生活などの問題が起きても、誰に相談していいかわからないもの。 そんな時に医療現場の相談窓口として患者や家族に対応してくれるのが、医療ソーシャルワーカーの役割になります。
 医療ソーシャルワーカーには、社会福祉士と精神保健福祉士の有資格者が大半です。 診断書や身体障がい者手帳の申請、退院の手続き、補助金などの申し込み、経済的なアドバイス、住宅の改修など 、その業務は多岐にわたります。
在宅医療移行に向け
強まる社会的ニーズ
 「超高齢者社会」を迎え、今後は「在宅医療」の必要性が高まると言われています。さらに病院は今、機能分化しており、急性期病院、一般病院、回復期リハビリ病院、 ホスピスなど、症状によって入院先も異なっています。病気やけがで入院した患者の方が、「退院した後、 どう暮らしていけばいいのか」「治療やリハビリはどうするのか」など不安になることも。日常生活をはじめとした社会活動ができなければ、困るのは患者本人や その家族になります。最近では特に、退院後の生活や治療、介護に向けての相談がとても増えています。
 ただし、医療ソーシャルワーカーは必ずしも病院に配置されている訳ではありません。「病院以外でソーシャルワーカー(相談員)に相談したい」という方は、 近くの地域包括支援センターにお問い合わせください。